【ダブル】メガラグラージ入り雨パ

9月12日の第6回つくオフ(参加者40人)に参加してきました。

結果は予選3-1で抜け、決勝トーナメント1回戦落ちでベスト16でした。そこまで結果がいいわけではなく、調整期間が短かったこともあり完成度が怪しいですが、サンダース以来の構築なのでとりあえず書いておこうということで記事にしました。

以下使用構築です(本番では少し違うものを使いました)。



ニョロトノ(雨降らし)@拘りスカーフ
臆病166-x-95-142-120-134
熱湯/波乗り/冷凍ビーム/滅びの歌

ラグラージ(湿り気 ⇒ すいすい)@ラグラージナイト
意地っ張り207-158-113-x-112-95 ⇒ 207-202-133-x-132-105
滝登り/地震/冷凍パンチ/守る

クレセリア(浮遊)@防塵ゴーグル
図太い223-x-159-126-151-106
サイコショック/シャドーボール/瞑想/月の光

ナットレイ(鉄の棘)@オボンの実
腕白181-115-166-x-136-72
パワーウィップ/電磁波/宿り木の種/守る

ボーマンダ(威嚇)@ゴツゴツメット
臆病171-x-100-162-100-167
流星群/火炎放射/ハイドロポンプ/守る

カビゴン(厚い脂肪)@ラムの実
意地っ張り236-178-104-x-131-63
恩返し/ヘビーボンバー/馬鹿力/守る





<構築方針>

環境にも雨パが増加してきたことからも分かるように、クレセリア、ヒードラン、モロバレル、ランドロス霊獣、ガルーラが含まれる所謂CHALK系の構築は残りの一枠も含めて比較的水技の通りがいいことが知られている。

以前自分もルンパッパがエースの雨パを構築した(http://rimoconut.blog.fc2.com/blog-entry-5.html)が、火力と特殊耐久の両方が高水準のニンフィアに崩され易い、全体的な耐久が低く素早さ操作で状況がひっくり返りやすいという課題があった。

そこで、今回はこの問題点を解決できる雨構築を組むことを目標とした。

耐久が安定したすいすいポケモンというと真っ先にメガラグラージが思い付いたため、メガラグラージを軸に据えることを検討。

しかし、メガラグラージを使うには、初速が遅いという課題を解決する必要があり、これはターン数が限られる雨天候を用いる上で、登場ターンの守るを半ば強要させられて雨ターンを消費してしまうという点で致命的な問題だと思ったため、電磁波ナットレイを軸にしつつ、電磁波が入った相手に対してラグラージを出して上を取りながらメガシンカをするという戦術を取ることで初速の遅さをカバーすることを考えた。

電磁波をメイン戦法にしたため、結果的に耐久重視のポケモンを多く採用した構築となり、素早さ操作にも比較的強めな雨パになった。

とはいえ、先制技ゼロにも関わらず全体的な素早さが明らかに低く、テラキオンやメガボーマンダのような高速かつ広範囲高火力のポケモンが苦手となってしまったことに加え、メガラグラージが存外簡単に止まってしまうという課題が残ってしまい、構築を練っていた期間も短かったため、完成度については非常に怪しいと感じている。



<個別解説>

・ニョロトノ(雨降らし)@拘りスカーフ
臆病166-x-95-142-120-134 (4-0-0-252-0-252)
熱湯/波乗り/冷凍ビーム/滅びの歌


炎4倍になってしまうナットレイのサポートを雨を降らすことで行うのが最も重要な仕事である。

ニョロトノの最も強い使い方が拘りスカーフの速度から全体技の波乗りを撃ち続けることだと考えており、隣でナットレイが電磁波を撒く動きとも噛み合うため、間違いなくこの型で適切だろうと思い拘りスカーフでの採用とした。

メガラグラージのすいすい起動役でもあり、基本的には序盤でナットレイと並べて波乗りを撃ちながら捨てて、裏から登場したラグラージで盤面制圧を狙うのが基本戦術となる。

技構成は前回の雨パのときと変わらず、メインウェポンである波乗りに加え、隣を選ばない水技である熱湯、メガボーマンダを縛るための冷凍ビーム、耐久戦術対策の滅びの歌の4つとした。

ハイドロポンプでなく熱湯なのは、この構築が飛行一貫していることもありファイアローを確実に倒す必要があると考えたことによる。

飛行技がメインウェポンであるメガボーマンダを縛る冷凍ビームも重要な技である。

ラスト一枠に雨乞いか滅びの歌かで迷ったが、結局炎に耐性があるポケモンが合計で4体入ったため、ニョロトノがメガリザードンYを前にしても交代し易いと考え、雨乞いはなくとも問題ないと判断した。

配分も前回と変化なしで、ガブリアスやメガボーマンダへの冷凍ビームのダメージを考慮して臆病CS振りとした。



・ラグラージ(湿り気 ⇒ すいすい)@ラグラージナイト
意地っ張り207-158-113-x-112-95 ⇒ 207-202-133-x-132-105 (252-108-20-0-12-116)
滝登り/地震/冷凍パンチ/守る


すいすいポケモンの中では耐久が安定している、電磁波が効かない等がメリットになるが、場に出た瞬間から制圧力を発揮できるわけではないため、ナットレイで電磁波を撒いた後に登場するのが基本となる。

通常の雨構築と比較した際に目立つのが、メガラグラージの配分だろうか。

雨下で積極的に殴りに行くメガラグラージは攻撃面を重視してAS振りがベースになることが多いように思われるが、この構築は電磁波を撒きつつ雨が切れた後も戦うことを想定するため、電磁波が最も活きる耐久振りを施してある。

そのため、火力も素早さもほぼ最低限のラインに留めてあり、攻撃はH165-B111霊獣ランドロスを滝登りで確定1発(=威嚇が入った状態の雨滝登りで確定1発)、地震でH202-B86ニンフィアをほぼ半分削るライン、素早さは拘りスカーフドーブルをすいすい発動下で抜く程度にした。

火力を上げた化身ボルトロスは草結びを搭載している可能性もあるため、耐久に振っていない化身ボルトロスを雨滝登りで落とすラインまで攻撃を上げてもよかったかもしれない。

素早さの最低ラインは、ニョロトノへの電気打点とナットレイへの炎打点を両立可能で厄介なメガライボルトを抜けるS実数値103あたりだろう。

耐久ラインは目安程度でしかないが、A133ファイアローの命の珠ブレイブバード及びC238メガサーナイトのハイパーボイスを高確率で2発耐え程度。

技構成は、雨により補正がかかる滝登り、鋼を殴るための地震、汎用の守るに加え、草やドラゴンへの打点として冷凍パンチを採用。

特に対メガボーマンダが不安だったことが大きいのだが、麻痺したジャローダを倒しに行ったり、クレセリアと連携してモロバレルを倒したりなど、用途はそれなりに広かった。

但し、冷凍パンチが強かったかと言われると肯定はできないので、岩雪崩やけたぐりなども検討すべきかもしれない。

クレセリアを盤面に維持することが多い関係上、地震がそこまで撃ちにくいわけでもないため、大地の力を採用する必要性がそこまで高いわけではないだろうが、物理技のみだと威嚇による弱体化を顕著に感じてしまうことが多かったのは使っていて辛かったところである。



・クレセリア(浮遊)@防塵ゴーグル
図太い223-x-159-126-151-106 (220-0-36-244-4-4)
サイコショック/シャドーボール/瞑想/月の光


まずモロバレルに対して圧倒的に強く、化身ボルトロス、霊獣ランドロスにも撃ち勝てる性能を持ち、電磁波を撒いたところを起点に全抜きできるポケモンを探したところ、防塵ゴーグルを持った瞑想クレセリアの採用に至った。

構築を組んだ当初は、クレセリア以上に対ボルトロスで強力な防塵ゴーグル充電サンダーを採用していたが、相手を起点にできたとしても電磁波無効の霊獣ランドロスが非常に厳しく、サンダーは解雇することになった。

攻撃技は、ニンフィアに削りにおいて有用かつメインウェポンとなるサイコショック、そしてメガサーナイトやギルガルドなどの鋼を殴るシャドーボールを採用。

対霊獣ランドロスを目的として採用した以上は冷凍ビームの採用が適切だし、メガボーマンダが厳しいことを考慮しても冷凍ビームが欲しくなるのだが、サイコショック+冷凍ビームの場合、雨が切れた後のヒードランに詰むことがそれなりに発生したため、クレセリアでもヒードランやギルガルドを殴れるシャドーボールをチョイスすることになった。

シャドーボール搭載により、メガサーナイト+モロバレルという並びに非常に強くなるのは大きなメリットと言える。

このポケモン1体で全抜きまで持っていくためには回復ソースも欲しくなってくるが、今回は雨パにも関わらず月の光を選択した。

まず対モロバレル性能は外せないのだが、食べ残しを持たせて瞑想+3ウェポンという形はモロバレルに対して強いとは言えず、かといってねむカゴにしたところでモロバレルに回復ソースが潰されるのは対モロバレル性能が高いとは言えないだろうと考えた結果、月の光しかないだろうという結論になった。

瞑想と身代わり両搭載+食べ残しも考えたが、モロバレルに対して裏から投げる局面も想定したかったので、やはり防塵ゴーグルを切ることはできなかった。

ニョロトノを早めに切る構築のため、クレセリアが回復したいときには雨は止んでいることが多いと踏んで採用に至ったが、実際には雨下でもそれなりに使用した(勿論、終盤にクレセリア1体で詰めにいくときはほぼ雨は止んでいる)。

配分は、瞑想サイコショックによりH202-B86ニンフィアをほぼ半分削り、A146ファイアローの鉢巻ブレイブバード確定2発耐え、C232メガリザードンYの晴れ熱風を確定2発耐え、瞑想1回でC222ギルガルドのシャドーボールを確定2発耐えとした。

対モロバレルが第一の採用理由のため、処理速度を上げるべく特攻の数値を重視した配分になっているが、水ロトムの上から瞑想を撃ちたい場面も無数に存在したため、配分に関しては再検討してもいいかもしれない。

余談だが、オフ3日前から厳選し始めたので、実際には理想値ではなくS実数値が3低い個体を使った。



・ナットレイ(鉄の棘)@オボンの実
腕白181-115-166-x-136-72 (252-4-0-0-0-252)
パワーウィップ/電磁波/宿り木の種/守る


安定した耐久で電磁波を撒くことができる、本構築においては実質的に軸になっているポケモン。

特にガルーラニンフィアを初手に選出するような構築に対しては、ニンフィアのハイパーボイス半減に加えて鉄の棘も対メガガルーラで非常に有効になる。

ガルーラニンフィア相手には、スカーフニョロトノ波乗り+ナットレイ電磁波と動かすが、相手が陽気メガガルーラであればオボン込みで波乗り+けたぐり+ハイパーボイスをぴったり耐える耐久を持っており、かなり安心して動かすことができる。

意地っ張りメガガルーラであった場合は落とされ易くなるし、合計で4回の攻撃が入るため急所率もそれなりに高いが、そもそもメガガルーラは猫騙しを撃ってきたり水半減ポケモンに交代したりなど、けたぐり+ハイパーボイスと動かないことも多く、100戦程度使っても未だガルーラニンフィアに完全に崩されたことはない。

技構成は、電磁波に加えて自身が生き残るための宿り木の種と守る、そして水半減の水タイプを殴るためのパワーウィップを採用した。

宿り木の種には交代誘発力もあるため、裏のポケモンに電磁波を撒きやすくなるという性能も兼ね備えている。

配分は、(確かミガワリさんが第5世代で使用していたものだと記憶していますが)電磁波の恩恵を受け易いことに加えて、ニョロトノの波乗りで削れないトリトドンの上を取れるHSとした。

腕白にすることにより、先程のガルーラニンフィアへの安定感、そしてテラキオンまでのインファイトなら耐えることが可能になる。

そして地味に重要になるのが攻撃のラインで、Aに4振ることで、腹太鼓を使用したH206-B101マリルリがパワーウィップにより確定で落ちるようになる。

勿論太鼓マリルリは素早さに振っていることも多いため信用まではしていないが、実際に2回ほど初手太鼓のマリルリと戦ったときは、2回とも太鼓を積んだマリルリがアクアジェットすら撃たずに落ちていってしまった。

アイテムは、先述したガルーラニンフィアに対する立ち回りも含め、メガガルーラに対する安定感を出したかったため、オボンの実で落ち着いた。



・ボーマンダ(威嚇)@ゴツゴツメット
臆病171-x-100-162-100-167 (4-0-0-252-0-252)
流星群/火炎放射/ハイドロポンプ/守る


ニョロトノやナットレイが軸であるため対メガリザードンYは重要視して考えなければならないこと、そして瞑想クレセリアを威嚇によりサポートしたいという要請により、炎耐性を持ち、威嚇によるサポートができるボーマンダを採用した。

同様のサポートはウインディでも可能だが、天候も考慮すると、対水ロトムにおいてはバークアウトウインディで弱らせるより、流星群で削りに行ったほうが有効だと判断し、全体的に水ロトムに薄めであったため、この枠はボーマンダになった。

対ファイアロー、サザンドラを考慮してもボーマンダは比較的すんなり入ってくる。

技は、水ロトムを大きく削る流星群、そして鋼を雨下でも通常状態でも殴れるよう、炎技と水技を搭載した。

大文字でなく火炎放射になっているのは、ボーマンダの技を全て命中不安技にしたくなかったことと、大文字でも鋼タイプを1発で落とすラインには届いていないため、連射に安定感がある方がいいだろうと思ったことが大きい。

オフ当日は拘りメガネで運用していたが、守るが欲しい場面が結構あったのと、ガルーラドーブル相手にナットレイと並べることで2体眠らされても削れるというメリットを見てゴツゴツメットを持たせている。

しかし、この持ち物が活躍する場面が対ガルーラドーブル以外に殆どないため、ドーブルだけでなくモロバレルにも強めになるカゴのみ等の方がまだ良かったかもしれない。



・カビゴン(厚い脂肪)@ラムの実
意地っ張り236-178-104-x-131-63 (4-252-148-0-4-100)
恩返し/ヘビーボンバー/馬鹿力/守る


ナットレイ展開がしづらい晴れパや霰パに対して圧倒的に強いポケモンが必要だということで投入したのがこのカビゴンである。

晴れや霰に強いといえば炎タイプがまず挙がるが、バンギラスにも打点が欲しかったこと、そして雨下でも問題なく運用でき、電磁波との相性もいいことからカビゴンが最も嵌っているだろうと踏んだ。

このポケモンの持ち物は、対晴れパ、対霰パという要請、更にオボンのみは既にナットレイが持っていることから、熱風火傷や吹雪凍結をケアするラムの実がやはり最有力だろう。

技は、一致の恩返し、対フェアリーのヘビーボンバー、バンギラスやガルーラ、ヒードランも殴れる馬鹿力の3ウェポンとした。

配分は、恩返しがメガガルーラを半分削る程度の火力を持っていること、そしてヘビーボンバーでH202-B86ニンフィアが乱数のため、攻撃に振り切り、素早さを麻痺したサザンドラ抜きまで引き上げている。

耐久面は、特殊耐久無振り近辺がC178ニンフィアの拘りメガネハイパーボイス2発耐えラインであることを確認し、物理耐久が高い方が汎用性が上がると考えて残りをほぼ全て防御に割いた。

但し、かなり直前での採用だったこともあり殆ど計算せずにこの構築に持ち込んだため、このポケモンももう少し適切な配分がありそうな気がしている。

ナットレイが選出できない天候パ相手に繰り出すだけでなく、ラグラージが選出しづらいときの代替としても活躍してくれて、今回使用したポケモンの中でも想定以上のポテンシャルがあるという印象を持ったポケモンになった。



<雑感>

サンダース構築では、両刀メガボーマンダのような特殊高火力全体技+物理打点により、ニンフィアを含む構築に対して突破力を落とさず制圧することに関してはある程度成功したと考えているが、今回はそれ以上に対ニンフィアにおいては安定して立ち回ることができた。

本構築の対ニンフィアに大きく貢献したのはやはり先発ナットレイだろう。基本選出で先発にハイパーボイスを安定して耐えるポケモンを配置することで、受けでフェアリー半減を出したとき以上に事故の心配も低く安定して展開することができた。

他のメンツについても、ニンフィアを大きく削るメガラグラージ、瞑想により特殊耐久と突破力を引き上げるクレセリア、素の特殊耐久が高くヘビーボンバー所持のカビゴンと、高耐久かつニンフィアに強めのポケモンを揃えたことで、素早さ操作も含めて対ニンフィアに厚くすることができたのが、今回の構築を組んだことによる収穫と言えるだろう。

とはいえ、サンダース構築は一時期レート1950近辺を維持できていたのに対し、この構築は恐らくレート1850程度に落ち着きそうな気がしている(一応1886でシーズン11を終了したものの、低速の瞑想クレセリアに殆どを頼っている以上は安定して1900行くような構築ではないと感じる)ので、対ニンフィアとその他の要素の兼ね合いの模索はしていく必要がある。


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rimo

Author:rimo
TGAでポケモンやってます。主にダブルで、他にはローテーションやシングルなど。アニメの話もするかも。

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